【高校野球】日大三9回裏反撃も涙 三木監督「ご迷惑かけたと思いながらの大会でした」/西東京

創価対日大三 初回、1死二塁から左前適時打を放つ日大三・田中諒

<高校野球西東京大会:創価7-4日大三>◇24日◇準決勝◇神宮球場

昨夏甲子園準優勝の日大三が、準決勝で創価に敗れ2年連続甲子園出場を逃した。同校は2月に部員の不祥事で対外試合禁止3カ月の処分を受け、春の大会は辞退し、夏の大会はノーシードからの出場だった。

創価に6点リードを許した9回裏の最後の攻撃前、円陣を組んだ三木有造監督(52)は選手に「これで本当の最後になるかもしれないぞ」と、言いながらナインの奮起に火をつけた。及ばなかったものの、9回裏は3安打で3点を奪い、最後も二死二、三塁と食い下がった。

試合後の三木監督は「選手はよくやってくれました。あきらめない選手を勝たすことができなかったのは、私の責任です」と、落ち着いた表情で敗戦を振り返った。処分を受けてから対外試合ができず、思うような練習ができなかった点について「ご迷惑をかけたと思いながらの大会でした。やはり、申し訳ないです、という気持ちはありました。その上で処分を受けて、その中でやるべきことをやってきました。選手に大会に集中させる環境をつくれなかったという思いはあります」と、慎重に言葉を選んだ。

プロ注目の右の長距離打者・田中諒内野手(3年)はこの試合は2安打も、本来の鋭い打球は最後まで戻らなかった。試合後はプロ志望届を提出する意向を示した。「野球部の活動ができない時期があって、それで今日までやってきました。自分は三高でなければここまで成長できませんでした。こんな仲間と野球がやれたことは忘れられません」。昨夏甲子園で2本のアーチを放ったスラッガーは、取材の中では最後まで落ち着いた受け答えだった。

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