<高校野球神奈川大会:桐光学園10-5鎌倉学園>◇24日◇準決勝◇横浜スタジアム
夏は初の甲子園を目指した鎌倉学園が、桐光学園の前にあと一歩及ばなかった。5-5の8回。ここまで粘り強く投げ続けていた左腕エース堀井祥吾投手(3年)がつかまった。球数は130球を超えていた。1死二、三塁のピンチで三ゴロに打ち取ったが、野選で惜しくも勝ち越しを許した。これで流れが変わり、2本の適時打でこの回一挙4点を失った
偉大なOB桑田佳祐の名曲が鳴り響く一塁側スタンドとナインが一体となった戦いぶりは、まさに伝統校の姿そのものだった。
2点を追う5回裏2死三塁からは、指名打者の阿部栞大(3年)が左前へ執念の適時打を放ち反撃の狼煙を上げる。さらに続く小杉祐太内野手(2年)も左前へ適時打を放ち、スタジアムの熱気は最高潮に達した。「勝手にシンドバッド」が流れると、球場全体が鎌学の逆転劇を予感させる大歓声に包まれた。しかし、終盤の猛追もあと一歩及ばかった。
昨秋は東海大相模、今春は横浜に、いずれも1点差で惜敗した。「善戦で満足しない」と、この夏に向けて鍛錬を重ねてきた。悲願の「夏の甲子園」には届かなかったが、強豪と互角に渡り合った戦績は、後輩たちへの「希望の轍」とる。