<高校野球千葉大会:拓大紅陵7-0習志野(7回コールド)>◇24日◇準決勝◇ZOZOマリンスタジアム
拓大紅陵のエース二宮楽投手(3年)のカーブが面白いように低めギリギリに決まった。「三振を取りに行かずに、とにかく打たせて取りました。本当に守備が堅くて信用しているので」という言葉どおり、低めを引っかけさせ、18個のアウトの内11個が内野ゴロ。バックを信頼して打たせ、スコアボードに6度「0」を刻んだ。
背番号「1」のプライドがある。春に141キロ左腕宮沢和聖投手(3年)に代わってエースナンバーをつけ、自他共に認める負けん気の強さから奮起。「自分がやってやる」、「味方のエラーも自分がカバーする」とメンタル面で大きく成長した。この試合にも、「こういう大事な試合で抑えるのがエースナンバーとしてやること」という落ち着きから凡打の山を築いた。
松戸市出身で、決勝の相手、専大松戸はもともと憧れの存在だ。加えて、今春準決勝では完投敗け。「最後の最後にやられて…」と8回に2点を取られて逆転されたのを忘れていない。
「最後は気持ち。そこでは負けない自信があるので絶対に勝ちます」と二宮。エースの負けん気でチームを24年ぶりの聖地に連れて行く。【服部航大】