<高校野球埼玉大会:花咲徳栄6-3昌平>◇24日◇準決勝◇大宮公園野球場
敗退チームのドラマにスポットを当てる「胸張ってイイじゃん」を随時掲載し球児たちの奮闘に迫ります。
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幼い頃から同じユニホームを着てきた双子が、高校最後の夏に別れを告げた。 昌平の佐藤佑輝投手(3年)と双子の弟で主将の佐藤光輝内野手(3年)の最後の夏が幕を閉じた。2年連続準優勝の悔しさを晴らすため掲げた目標は「夏10連勝」。埼玉大会7連勝と甲子園3勝を目指したが、準決勝で花咲徳栄に敗れ、夢は届かなかった。
熊本県生まれ、仙台市で育ち、中学はともに東北楽天リトルシニアでプレー。「2人で甲子園に行こう」と昌平へ進学した。主将となった弟光輝は71人の部員をまとめ、兄佑輝は1年秋から公式戦に出場し、2年秋からエースとしてチームを支えた。
準々決勝では、佑輝が6回2/3を3安打1失点と力投し、光輝もプロ注目左腕、山村学園・亀田優次郞投手(3年)から貴重な適時打を放って4強入りに貢献した。中1日で迎えた準決勝も佑輝は前回登板の疲労が残る中で先発し、2回2/3を2安打1奪三振1失点と懸命に腕を振った。
準々決勝後には「100%の力を出せるよう、気持ちに負けない投球をしたい」と誓っていたエース。岩崎優一監督(34)は「選手はできることを全てやってくれた。この勝敗は監督の差」と責任を背負い、選手たちをねぎらった。
「一番信頼できる存在」と互いに語る双子が、同じユニホームで戦う最後の夏は終わった。それでも、ともに追い続けた甲子園への夢と歩んだ日々は、それぞれの新たな野球人生へと受け継がれていく。【会田京叶】