【高校野球】二松学舎大付が帝京破り決勝進出 佐南健生2ラン、川島連十が143球完投/東東京

二松学舎大付対帝京 3回表二松学舎大付1死、左越えに本塁打を放ち笑顔で生還する二松学舎大付・佐南健生(撮影・山本朝陽)

<高校野球東東京大会:二松学舎大付7-3帝京>◇25日◇準決勝◇神宮

4年ぶりの夏の甲子園出場を目指す二松学舎大付(東東京)が、センバツ出場の帝京を破り、決勝進出を決めた。

打線は初回、無死二塁から岡野大陽内野手(3年)が左翼手の頭上を越える適時三塁打を放ち先制する。その後も2点を加え、幸先よく3点をリードした。3回には1死走者なしから佐南健生捕手(3年)が2試合連続、今大会3本目となるソロ本塁打を左翼席へ運び、リードを5点に広げた。

先発したのは、オリックス・川島慶三1軍打撃コーチ(42)を父に持つ川島連十投手(2年)。4回に2死一塁で帝京・蔦原悠太内野手(3年)に2点本塁打を浴びたものの、その後も粘り強く腕を振り続けた。9回2死満塁で1点を失ったが、最後までマウンドを譲らず、143球3失点で完投勝利を挙げた。

「疲れているというより、投げている時は楽しいという気持ちの方が大きかったです」と川島。笑顔で振り返った2年生右腕は、前戦の悔しさを力に変えた。準々決勝の明大中野戦では3回途中で降板し、「全く役に立てず、自分の技術の低さが一番悔しかった」と振り返る。この試合までの期間は3年生と何度も話し合いを重ね、「今まで逃げてばかりだったので、今日は強くいこうという気持ちでした」と精神面の成長を口にした。

この日は課題だった制球も安定し、四死球は3つ。「今までの試合は周りに助けられてきたけど、この試合では役に立てた。四死球も少なく、自分の成長を感じられました」と手応えを口にした。市原勝人監督(61)は「まだまだ潜在能力はある。この暑い中、2年生で完投ですからね。よく辛抱強く投げてくれた」と称賛した。

4年ぶりの甲子園出場まであと1勝。川島は「3年生とできる最後の大会なので、全員で勝って、3年生と甲子園という大きな舞台で試合がしたい」と力強く誓った。

【高校野球 夏の地方大会】日程・結果はこちら>>