<高校野球東東京大会:二松学舎大付7-3帝京>◇25日◇準決勝◇神宮
帝京OBで元日本ハム杉谷拳士さん(35)への憧れを胸に、名門・帝京へ進んだ主将の池田大和内野手(3年)。高校野球の最高峰を目指し、仲間とともに駆け抜けた3年間の最後の夏が終わった。
主将としてチームを支えた3年間。「ガツガツ引っ張るタイプではない」と話す一方、一人一人の長所を引き出し、声掛けや雰囲気づくりでチームを支えてきた。日本一を目標に掲げたチームは、監督に厳しく叱責(しっせき)されることもあり、「他校と同じ練習では勝てない」と仲間同士でぶつかり合いながら成長した。
敗戦後、主将は「応援してくれたチームメートには申し訳ない気持ちです」と唇をかんだ。それでも仲間への思いは変わらない。「まずは『ありがとう』と伝えたい。みんなが支えてくれたおかげで苦しい時期も乗り越えられました」。
主将が掲げ続けた「帝京魂」は、一球に執念を燃やし、最後まで食らいつくこと。この日も最後まで逆転を信じ、仲間を鼓舞し続けた。「後輩たちには、この悔しさを忘れず、もう一度甲子園へ戻ってきてほしい」。甲子園で1勝を挙げた世代の思いは、次の世代へと受け継がれていく。【会田京叶】