【高校野球】東筑のプロ注目エース深町光生「まだ実感がなくて」強豪私学をなぎ倒し夏切符/福岡

希望が丘対東筑 優勝を決めた東筑の深町光生はガッツポーズ(撮影・梅根麻紀)

<高校野球福岡大会:東筑3-2希望が丘>◇25日◇決勝◇北九州市民球場

福岡131チームの頂点に立ったのは、県内屈指の公立進学校で知られる東筑だった。次々と強豪私学をなぎ倒し、最後は希望が丘に1点差勝利。破竹の勢いで勝ち上がり、9年ぶり7度目の夏切符をつかんだ。選手権大会の組み合わせ抽選会は8月1日にオンラインで行われ、同5日に甲子園で開幕する。

   ◇   ◇   ◇

最速147キロのプロ注目エース深町光生投手(3年)が、4回2死走者なしから2番手で登板。5回1/3を4安打2失点、7奪三振の好投で“胴上げ投手”となった。

「本当に勝ったんだって…。まだ実感がなくて、頭が真っ白になりました」

1点リードで迎えた9回2死。カウント2-2からの5球目だった。「狙っていた」最後は外角低めへカーブを投げ込み、狙い通りの空振り三振でゲームセット。112球を投じた準決勝から中1日。「最後は気合で」。疲労を感じさせない好救援を見せ、歓喜の輪の中心で右ひとさし指を突き上げた。

意識してきたことがある。同校に語り継がれている“石田伝説”だ。過去6度の夏甲子園出場は、4度が石田姓のエースで成し遂げた。「入学前には知っていました」と深町。東筑と言えば石田…。それが選手の共通認識でもあるようだ。大先輩を尊敬する一方で「東筑と言えば深町と言わせたい。甲子園で活躍してその伝説を覆したいです」と闘志を燃やした。北九州市出身で中学時代は横浜(神奈川)の157キロ右腕・織田とも投げ合ったことがある。新たな目標に「甲子園で完封」を掲げ、「深町伝説」をつくる覚悟だ。【佐藤究】

【高校野球】花巻東、東日本国際大昌平、霞ケ浦、八幡商、東筑など13校が甲子園へ/詳細