<高校野球滋賀大会:八幡商6-2彦根総合>◇25日◇決勝◇マイネットスタジアム皇子山
滋賀決勝では、春夏14度の甲子園出場を誇る古豪・八幡商が決彦根総合を6-2で下し、15年ぶり8度目のV。創立140周年の節目に夏の甲子園に帰ってくる。
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15年ぶりの頂点が決まった瞬間、八幡商ナインははじける笑顔を見せ、マウンドに駆け「1」の輪を作った。
初回、4回と先頭に長打での出塁を許すも無失点で切り抜けると、チャンスが待っていた。4回先頭が四球で出塁すると、辻出愛輝外野手(3年)が「打った瞬間」と振り返った、左翼席への2ランで先制した。
この夏に初めて「1」を背負った田上晴也投手(3年)は4回から登板。「序盤は三振取りにいこうと欲出しちゃって」と、5回は真っすぐで押した球を弾かれるなど2失点も、6回以降は打たせて取る投球に切り替えて要所を締めた。
田上は昨夏大会後から背中のけがに苦しみ、一度秋大会で復帰するも悪化。2、3カ月かけて苦しみながらフォームを修正し「逆にけがをして復活できたのがこれからの野球人生にもつながる」と自信に変えた。帰ってきたエースを勝たせるため、打線は追いつかれた直後の5回に3点を勝ち越し、6回にも1点を追加。田上も援護に応えて投げきり優勝投手となった。
八幡商は明治から続く伝統校。今年創立140周年の大きな節目を最高の形で祝った。過去春夏14度聖地の土を踏むも近年は遠ざかっていただけに、小川健太監督(44)は「OBの方たちも本当に待ち遠しく待ってくださっていた。結果でお返しすることができて本当に良かった」と喜びに浸った。
古豪復活を全国へ。前回11年夏は、帝京戦で0-3の最終回に5点を挙げて劇的勝利。「それに負けない八商らしい、ハツラツとしたプレーをお見せできれば」と聖地で再び、「八商」の名を刻む。【佐藤妙月】
◆八幡商 1886年(明19)に滋賀県商業学校として創立した県立校。生徒数は699人(うち女子373人)。野球部は1898年創部で部員69人(女子マネジャー6人)。甲子園出場は春7度、夏8度目。主な卒業生は巨人則本昂大、元西武西川純司ら。所在地は近江八幡市宇津呂町10。松村友二校長。