【高校野球】佐野日大が2季連続聖地へ 小島颯人の記念すべき高校初本塁打で決着/栃木

サヨナラ2ランで2季連続甲子園出場を決めた佐野日大(撮影・平山連)

<高校野球栃木大会:国学院栃木4-5佐野日大>◇26日◇決勝◇エイジェックスタジアム

今春センバツ出場の佐野日大が、劇的なサヨナラ勝ちで16年ぶり7度目の夏の甲子園出場を決めた。延長10回タイブレークに小島颯人内野手(2年)がサヨナラ2ランを放ち、熱戦に終止符を打った。打った小島も、応援団が集う一塁側アルプススタンドもみな興奮状態。元阪神の麦倉洋一監督(54)は目頭を熱くし、両手を高々と上げて喜びを表現した。

試合は一進一退の攻防が続いた。佐野日大が5回に先制するも、国学院栃木が6回に1点をかえした。9回に相手に勝ち越されたが、9回裏の攻撃で2死三塁から桜岡稜万外野手(3年)の左前適時打で2-2と試合を振り出しに戻した。 延長10回タイブレークに2点勝ち越しを許したが、その裏の攻撃で1歩も引くことなく攻めた。バントとショートゴロの間に1点をかえし、なおも2死三塁で打席に立ったのが、小島だった。それまでの4打席で1本もヒットが出ていなかった2年生は難しいことは考えず「とにかく思い切り振るだけ」とシンプルに捉え直球を目いっぱい引っ張った。高々と舞い上がった打球は右翼手の頭上を越える大きな飛球となり、切れずにそのままスタンドへ。勝者と敗者がめまぐるしく入れ替わる拮抗(きっこう)したゲームに自らのバットでけりをつけた。実は練習試合を含めて、高校初本塁打だった。「入ったんだぁ~という感じで、あんまりホームランという実感がなかったです。指導者の方々の教わった結果が大事な場面で打てた」と満足そうに振り返り、「3年生と野球がまだまだできるのはうれしい。この代で甲子園で校歌を歌いたい」と話していた。

◆佐野日大 創立は1964年(昭39)。野球部創部は64年。男女共学。生徒数1321人(うち女子471人)、野球部員63人。甲子園出場は春5度、夏は7度目。主なOBはオリックス田嶋大樹、日本ハム五十幡亮汰、元巨人会田有志、元ロッテ沢村拓一ら。学校所在地は栃木県佐野市石塚町2555。高原健治校長。

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