【高校野球】V弾の健大高崎・神崎翔斗「歴代の先輩方もやっていて自然に」応援席へこぶし上げた

前橋商対健大高崎 8回裏健大高崎2死一塁、神崎翔斗は2点本塁打を放つ(撮影・足立雅史)

<高校野球群馬大会:健大高崎5-4前橋商>◇26日◇決勝◇上毛新聞敷島球場

健大高崎が“王者のDNA”で夏の群馬3連覇を達成した。8回、神崎翔斗内野手(2年)が決勝2ランを放ち、応援席へこぶしを上げた。「箱山さんとか歴代の先輩方もやっていて、なんか自然に」と笑う。24年春に全国優勝したチームを引っ張った箱山遥人捕手(現トヨタ自動車)も夏準決勝のホームランで同じポーズ。2年後、偶然にも愛知・豊田市出身の2年生が見事に決勝で再現した。

心も受け継ぐ。全国Vから2年後のチームは、地区予選敗退の秋から始まった。どうしても比較される。「劣等感はあったと思います」と指導陣も話す。“県外高崎”とやゆされるほど、充実した練習環境にあこがれ全国からスーパー中学生が門をたたく。個々の夢が明確ゆえ、メンバー内外で空気も割れやすい。

そんなチームの危機に、大岩翔斗捕手(3年)が選手ミーティングでほえた。泣いた。「お前ら、群馬に来て、甲子園行けなくて後悔して終わるのか!?」。訴えかけると涙が周囲に広がった。箱山も2年前、涙ながらに控え選手の大切さを声にし、チームを束ねている。そんな先輩と同じ場所へ行ける。2年前、箱山は優勝の瞬間に地面に突っ伏した。大岩は口を限界まで開き、人さし指を上げた。【金子真仁】

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