<高校野球静岡大会:聖隷クリストファー4-2常葉大菊川>◇27日◇決勝◇しずてつスタジアム草薙
聖隷クリストファーが、参加108校106チームの頂点に立った。常葉大菊川を4-2で振り切り、2連覇を達成。1回1死満塁、5番小金沢玲雄外野手(3年)が右翼へ高校初本塁打となる満塁本塁打を放った。強烈な先制パンチでエース高部陸投手(3年)を援護。2失点完投の好投を呼び込んだ。2年連続で挑む甲子園は8月1日に組み合わせ抽選会が行われ、5日に開幕する。
◇ ◇ ◇
聖隷クリトファーの田中公隆監督(52)が、就任3カ月で2年連続の聖地へ導いた。4月に副部長から昇格する形で、上村敏正前監督(69)からバトンを託された。
初陣となった今春、県準決勝で敗れ「上村監督が大事に育ててきた生徒を引き継ぐということは、簡単に負けさせてはいけないと痛感した」。勝ちにこだわって臨んだ夏は、小金沢を初戦から先発投手に抜てき。打力もあるエース高部を投手に専念させ野手陣の打撃向上を促すなど、最大のテーマだった「高部頼み」からの脱却へ思い切った采配を振るった。「どうしても高部に頼ってしまう場面が多く、自分が割り切らないと変わらないと思った。選手たちはよくやってくれた」。試合後は、校長として会場に駆けつけた上村氏とがっちり握手。涙を流し、優勝をかみしめた。