【展望】今年の地方大会は“波乱”が多かった。今春のセンバツ優勝の大阪桐蔭、準優勝の智弁学園(奈良)、4強の専大松戸(千葉)、中京大中京(愛知)が全て地方大会で姿を消した。センバツ4強が夏の全国大会に出場できなかったのは、94年夏以来と実に32年ぶり。さらに春8強の八戸学院光星(青森)、山梨学院も敗れ、春8強で夏の甲子園出場を決めたのは花咲徳栄(埼玉)、英明(香川)の2校だけ。甲子園に戻ることがいかに難しいことかを実感させた。
春の成績を加味すると、例年以上に優勝の行方を占うのは難しい。
とはいえ勝ち上がってきた顔ぶれの中には、末吉良丞(りょうすけ)投手と新垣有絃(ゆいと)投手(ともに3年)を擁し夏連覇を狙う沖縄尚学、昨春準優勝の智弁和歌山、7試合66得点5失点という圧倒的な力で大阪大会を制した履正社、最速157キロのエース織田翔希投手(3年)らタレントぞろいの横浜(神奈川)、22年夏覇者の仙台育英(宮城)、悲願の初制覇を狙う花巻東(岩手)など有力校が出場権を手にした。
また、初戦から準決勝まで4試合連続コールド勝ちするなど大会4連覇を果たした神村学園(鹿児島)や「大ちゃんフィーバー」以来となる東東京3連覇を達成した関東第一も侮れない。大本命が不在な大会だけに、8月1日にオンラインで行われる組み合わせ抽選会が大きく結果を左右させそうだ。