【高校野球】勝手に選んだ地方敗退ベストナイン 山梨学院・菰田陽生など波乱多かっただけに充実

山梨学院・菰田陽生(2026年3月撮影)

「東西記者たちの夏」

高校野球の地方大会取材を担当したのは、ルーキーだけではない。東西の記者2人が、それぞれの視点から大会を振り返る。

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地方大会で敗れたチームの中にも、「もっと見たかった」と思える選手は少なくなかった。今回は投手2人とDHを加えた「地方大会敗退ベストナイン」と題して勝手にチョイス。真っ先に浮かんだのは、DHに入れた菰田陽生投手(3年=山梨学院)だ。最速152キロ&高校通算39本塁打を誇る投打二刀流が、夏の甲子園で見られないのはやっぱり残念だった。

投手陣は、最速156キロを投げる「富山の怪物」サウスポー前田侑大投手(3年=高岡第一)と、名門の背番号1を背負う最速153キロ右腕・吉岡貫介投手(3年=大阪桐蔭)の2枚看板。捕手の吉岡伸太朗(3年=専大松戸)とバッテリーを組み、どんな投球を見せるか想像すると面白い。

内野陣は、力感のないスイングから長打を連発する一塁・田中諒(3年=日大三)、小柄ながら軽快なフットワークと広い守備範囲でピンチを救う二塁・志村叶大(3年=智弁学園)を配置。また、遊撃には今春のセンバツで打率6割2分5厘とヒットを量産した田中大晴(3年=中京大中京)、そして三塁には春の近畿王者で4番を務めた藤本碧空(3年=報徳学園)を置く盤石の布陣だ。

外野陣もタレントがそろう。広角に長打を打ち分ける牟礼翔(3年=九州国際大付)を左翼に置き、来秋のドラフト候補と目される大型スラッガーの目代龍之介(2年=帝京)を右翼に配置。守備範囲の広い中堅には投げて、打って、走って守れる中尾勇貴(3年=報徳学園)が控える。

波乱の多かった今年の地方大会だけに、記者が勝手に選んだベストナインの充実ぶりも際立つ。いよいよ今日から8月に突入。代表49校の中からベストナインを選んだとき、このメンバーと比較してみるのもまた楽しそうだ。【平山連】

ベストナインは以下の通り

投手(左)前田侑大 3年=高岡第一

投手(右) 吉岡貫介 3年=大阪桐蔭

捕手 吉岡伸太朗 3年=専大松戸

一塁 田中諒 3年=日大三

二塁 志村叶大 3年=智弁学園

遊撃 田中大晴 3年=中京大中京

三塁 藤本碧空 3年=報徳学園

左翼 牟礼翔 3年=九州国際大付

右翼 目代龍之介 2年=帝京

中堅 中尾勇貴 3年=報徳学園

DH 菰田陽生 3年=山梨学院

◆平山連(ひらやま・むらじ)1991年(平3)1月5日生まれ、千葉県市川市出身。相撲担当から24年4月に野球部へ異動し、昨年1月からアマチュア野球を担当に。最近うれしかったことは「霧島が2年ぶりに大関へ返り咲いたこと」で、最近一番驚いたことは「もはや敵なしと思っていたバトツェツェゲ・オチルサイハン改め旭富士の序ノ口デビューからの連勝が、25でストップしたこと」。得意は押し、寄り。