<全国高校野球選手権:甲子園練習>◇1日
春夏連続出場の日本文理(新潟)の5番臼木彪牙外野手(2年)が、愛犬パワーを糧に夏の聖地“1号”を放った。打撃練習を中心に全員で約15分間汗を流し、右打者の臼木は左翼スタンドへの1発をマークした。
昨秋からの癒やしのルーティンが、春夏連続出場をたぐり寄せたのかもしれない。プレーの土台にあるのは、愛犬の存在だ。「声をかけることによって、自分の心に余裕ができます」。昨秋から、家族のアイドルであるマルチーズとプードルの雑種でアプリコットカラーの愛犬・プーくん(オス)と試合前の散歩がルーティン。今夏もプーくんと6戦とも、自宅から熱戦の舞台・HARD OFF ECOスタジアム新潟まで往復数十分をかけて両親と散歩へ。心を整えた。「試合前には、『打たせてね』と声をかけます」。プーくんに話しかければ、打てる-。そんなおまじないに支えられ、遠征前も声をかけて出発した。
今春センバツは2試合に出場。降雨の中行われた2回戦の花咲徳栄(埼玉)戦では好投手3人に無得点で敗退した。「悔しくて、たくさんバットを振り込んだ。スイングスピードが速くなり、打球が飛ぶようになりました」。
筋肉量を増やし、パワーアップした姿で聖地に帰還。「感覚はすごくいいです。勝負強い打撃や力強いスイング、試合の流れを変える一打に注目してほしい」。09年生まれの5番は、ピュアでまっすぐに夏本番に臨む。【中島麗】