【甲子園】57年ぶり横手は初勝利目指し敦賀気比戦「有名校とやれる…光栄で楽しみ」熊谷主将

対戦が決まった横手・熊谷昌太主将(左)と敦賀気比・長谷川陽竜主将(大会本部提供動画より)

<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇1日

第108回全国高校野球選手権(5日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が1日、オンラインで行われた。57年ぶり2度目の出場となる横手(秋田)の初戦は、大会7日目(11日)の第1試合、敦賀気比(福井)に決まった。春夏通し初出場の東日本国際大昌平(福島)は、同4日目(8日)の第2試合、白樺学園(北北海道)との初戦を迎える。22年夏以来の白河の関越えを目指す仙台育英(宮城)は、5日開幕式後に唯一行われる開幕カード(午後5時半開始)で、札幌日大(南北海道)と対戦する。

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横手は長い間止まっていた、聖地での時計の針を動かす。初戦の相手が2年連続13度目出場の敦賀気比に決まり、熊谷昌太主将(3年)は「甲子園が決まってから初戦はどことやるのかと、とてもソワソワしていた。全国的にも強豪で有名な高校とできるのはとても光栄で楽しみ」と気持ちを高揚させた。

秋田大会は第1シードの秋田商、第2シードの鹿角、昨秋優勝の明桜が初戦で姿を消す波乱の幕開けの中、山信田善宣監督(49)は「対戦した学校さんから育てていただいたと思っています」と口にしたように、大会の中で腕を磨いた。初戦で昨夏代表の金足農と対戦し、今春の雪辱に燃える相手を退けて勢いに乗った。エース右腕・佐藤宙斗投手(3年)が9回102球4安打1失点の力投。佐藤は秋田大会5試合で463球を投じ、4試合を完投するけん引ぶり。「実力校が相手でも、投げ抜けたことが自信につながった。秋田代表としても恥じない戦いをしていきたい」と鉄腕は気持ちを高ぶらせている。

右肩上がりに上昇してきた打線も「準決勝から本来の力を発揮できたので、しっかり最初から自分たちの力を存分に発揮できるように」と反省を踏まえ、照準を合わせていく。

史上3位タイの57年ぶりのブランク出場に地元の熱気、期待も肌で感じる。「本当にたくさんの声援をいただいているので、期待に応えられるように」と奮起する。初出場の1969年(昭44)は平安(現龍谷大平安=京都)に敗れ、2度目の今夏に初白星が懸かる。「1勝を目指すだけでは、その先もいけると思っていないので、優勝を目指して1戦1戦戦っていきたいと思います」と横手旋風を起こす。【高橋香奈】

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