【甲子園】初の女子部員・仙台育英の星よつは記録員「世間は『え』って声が」葛藤乗り越え聖地へ

札幌日大対仙台育英 試合前に応援席にあいさつした仙台育英の学生コーチ兼マネジャーの星よつは記録員(中央)ら(撮影・野上伸悟)

<全国高校野球選手権:札幌日大-仙台育英>◇5日◇1回戦◇甲子園

仙台育英初の女子部員・星よつは学生コーチ兼マネジャー(3年)が、記録員として初めて甲子園のゲームでベンチ入り。地方大会でも記録員を務め、「県の初戦もめちゃくちゃ緊張しました」と話していた。

昨夏の甲子園練習で初めてベンチに足を踏み入れ、試合はアルプススタンドから熱戦を見届けた。「スタンドとベンチで見る景色はやっぱり違う」と2日の甲子園練習で語っていた。

80人近い部員数を誇る中、唯一の女子部員。仙台育英学園の秀光中学校出身だが、世間の目やギャップ、自身の葛藤がなかったわけではない。「(部内は)受け入れて理解を示してくれたけど、全員がそういうわけじゃない。世間やリアルには『え』って声が実際にありました」。

同校OBで元巨人、西武の父孝典さん(44=東北学院大監督)と同じ「IKUEI」ユニホームに憧れた17歳の瞳はまっすぐだ。「今まで頑張ってこられたのは仲間のおかげ。ご配慮いただいた須江先生はじめ指導者の皆様のおかげ」。大人顔負けのしっかり者は、日々大荷物を抱えて移動し、常勝軍団を支えるため、グラウンドの内外を駆け回る。新チームで誕生したスローガン「一期一会~誰かのために~」をこの夏、体現する。「支えてくれた方のために一生懸命戦って、自分も感謝を伝えて、感動や希望を与えられる試合をしていきたい」と意気込んだ。

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