【甲子園】仙台育英 自慢の継投リレーで1番星 須江監督命名「終盤の鬼」大ピンチ想定練習奏功

札幌日大対仙台育英 9回表札幌日大2死二、三塁、前田和磨を投ゴロに仕留め勝利を喜ぶ梶井湊斗(撮影・野上伸悟)

<全国高校野球選手権:仙台育英3-1札幌日大>◇5日◇1回戦◇甲子園

仙台育英がこの夏聖地一番星を手にした。

自慢の投手陣が継投リレーで貢献した。先発は、試合前取材で須江航監督(43)が「今一番旬な選手」と話した2年生右腕・古川諒弥投手。宮城大会でチーム最多の3試合18イニング1失点と安定し信頼も厚かった古川が、聖地でも5回1/3を投げ2安打7奪三振1失点。「アウトコースの低めに集まっていたのは良かった」と期待に応えた。後を託された福井勇翔投手(2年)は、2/3回を2奪三振で締め無失点で抑えた。

7回からは背番号1を背負う梶井湊斗投手(3年)が登板。四球などで走者を背負いながらも「夏の大会前から、ああいう場面を想定してやってきた。先頭を出してしまったが、その後しっかり冷静に投げられたのは良かった」と最後のアウトまで投げきった。

梶井が話す「ああいう場面」とは、須江監督が「終盤の鬼」と命名した練習メニューだ。例えば梶井であれば、4対4の同点で9回裏2死満塁、3ボール想定からのスタート。1球でもボール球を投げればサヨナラ負けの場面だ。この絶体絶命の展開を何度も練習していたからこそ、この試合9回1死二、三塁でも「自分でフォアボールでランナー出してしまったんですけど、最後に焦りっていうのが全くなかった」と強い気持ちで立ち向かえた。

最後の打者を投ゴロで打ち取った勝利の瞬間は感情が爆発。「本当に全ての緊張であったり、そういうのが全部溶けた瞬間だったので、本当にうれしいの一言でした」と聖地での1勝をかみしめた。

【甲子園】「打った瞬間確信」仙台育英・4番田山纏が開幕戦で大会1号ソロ「恩返しの夏」