【甲子園】東筑のエース深町光生「夢への通過点」文武両道の伝統を後輩に託し「将来プロに」

東筑対神村学園 東筑先発の深町光生(撮影・上山淳一)

<全国高校野球選手権:東筑1-5神村学園>◇6日◇1回戦◇甲子園

敗退チームのドラマにスポットを当てる「胸張ってイイじゃん」を随時掲載し球児らの奮闘に迫ります。

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福岡代表の「公立の雄」東筑は神村学園(鹿児島)に敗れた。

東筑・深町光生(ひろと)投手(3年)は、マウンドを踏む足に、力を込めた。相手の応援に圧倒されながらも、深町は「こういう経験は今までの人生でなかった。最後まで楽しんでやりきろうと。笑顔で投げていました」と、苦しい場面でも口角を上げていたわけを明かした。

3回、すべて初球を3連打され、3暴投もからんで3失点。「力んでしまいました」と悔やんだ。5回4失点降板後も3番打者で出場を続け、8回に初安打。だが、反撃にはつながらなかった。

名前は「光生」と書いて「ひろと」と読む。人気バンド「ザ・ブルーハーツ」のボーカル、甲本ヒロトが由来。スターの名を持つエースは、全国の舞台で進学校が勝ち上がる方策を「スーパースターのような選手がいなくても、仲間を信じて。東筑は勉強もしないといけないので、集中力は培われている。後輩たちはそれを伝統として受け継いでいってほしい」と託した。

槻田中時代は、足立中の織田翔希(3年=横浜)らとともに注目された。今後は東京の大学に進学し、メジャーリーガーになる夢を追う。高校最後のマウンドは「夢への通過点です。将来プロ野球選手になって、またこの球場で投げる機会があるかもしれない。借りを返せるようにやっていきたい」とすべてを糧に明日に向かう。【堀まどか】

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