【甲子園】「2年生キャプテン」立命館宇治・江原雅登、あとアウト1つから逆転負けに自責の念

有明対立命館宇治 有明に逆転負けを喫し、悔しそうに整列する立命館宇治の選手たち(撮影・前田充)

<全国高校野球選手権:有明6-3立命館宇治>◇7日◇1回戦◇甲子園

「2年生キャプテン」が自分を責めた。1点リードの9回2死一塁から暴投と2つの四球が絡み満塁とピンチを背負い、痛恨の2点適時二塁打で逆転を許した。さらに自らの悪送球から走者をかえし6点目を献上。「あと1つ」という場面でミスが連鎖し、勝利がスルリとこぼれ落ちた。

主将の江原雅登捕手(2年)は「ずっとアウェーの中でやるぞと試合前から言っていたのに、甲子園の怖さが出た」と悔やんだ。

攻撃では3回2死から直球をはじき返し、右翼への先制適時二塁打をマーク。「先制しないといけないと監督からずっと言われていた。ここで1本を打つというのは京都大会でも分かっていたので、打席の中ではよかった」。守備では扇の要として先発・中尾理佑投手と2番手の坂本有央投手(ともに2年)をリードし、勝利まであとアウト1つというところまできたが

、有明のすさまじい粘りの前に屈した。打たれた投手陣を気遣い「本当に僕の力量のなさが出た。もっとうまくていいキャッチャーだったら、抑えていた。僕のボロが出たのが敗因」と何度も何度も自分を責めた。

主将就任は、異例の抜てきだった。15年8月に就任した里井祥吾監督(43)のもと、下級生の主将は史上初めてだった。指揮官は「臆することもないですし、遠慮することもないのでね」という江原の性格を見抜き、高いリーダーシップを評価して決断した。悔しい敗戦となったが、2年の江原にはもう1年チャンスがある。新チームになってもキャプテンの役割は変わらない。「自分のプレーをもっと質を上げて、甲子園で勝てるチームになりたい」。己の課題を発見した2年生、夏の聖地だった。

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