【甲子園】沖縄尚学・末吉良丞「一番は楽しむこと、その上で勝ちに…」横浜との初戦へ熱い思い

横浜戦に向け前日練習でブルペンに入り投球する沖縄尚学・末吉良丞(撮影・佐藤妙月)

10日の第6日は昨春センバツ王者の横浜(神奈川)と昨夏王者の沖縄尚学が第2試合で激突。横浜の最速157キロ右腕・織田翔希投手と沖縄尚学の最速150キロ左腕・末吉良丞投手(ともに3年)は9日、決戦への熱い思いを明かした。

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昨夏2年生エースとして沖縄尚学を全国制覇に導いた末吉良丞投手(3年)が、初戦でぶつかる横綱対決に臨む。9日、兵庫県内で試合前最後の練習を行い、横浜との初戦に向け「楽しみな気持ちが強いですね」と気合十分。キャッチボールや投内連係を行った後ブルペンへ。捕手を座らせて10球、打者を立たせて様々な球種で26球を投じた。左打者の多い横浜対策として、厳しく内角を突く場面もあった。「外一辺倒だけではなく、見せ球としての内であったり、詰まらせるための内に投げるボールも大切になってくる」と簡単には打たせない。春先からコンディション不良だった左肘の状態についても「全然、もう何とも」と万全だ。

打者としての活躍にも期待が高まる。沖縄大会はDHで出場し、この日の打撃練習でも飛距離のある打球を飛ばした。相手のエース右腕織田について「速い球への対策はやってきた。(体が)開いて逃げることなく、どうにか踏み込んでボールのラインに入っていくようにしていきたい」と快音を響かせるイメージはできている。

昨春のセンバツで対戦した時は打撃戦で競り負けた。「どうにかリベンジしたい」と燃える。「世代NO・1」と認める織田擁する横浜だが「勝つなら接戦になる。一番は楽しむことを考えて、その上で勝ちにつなげられるようにやっていきたい」ときっぱり。入場券が前売りで完売している大注目の一戦で主役になる意気込みだ。【佐藤妙月】

○…Wエースの右腕・新垣有絃投手(3年)も健在だ。沖縄大会は5試合に登板し17回2/3を投げ3失点。フォームに少しズレがあり本調子ではなかったが、聖地入りしてから比嘉監督らとともに修正し「少しずつ上がってきてて、昨日(8日)からさらに良くなってきた」と話す。25年センバツで横浜相手に先発した際は初回3ランを浴び悔しい思いをした。「リベンジしたい」と誓った。また、久高大瑚投手(3年)が急成長。沖縄大会では決勝含め3試合に先発するなど18回1/3を投げ1失点。3本柱で強打の横浜封じを狙う。

◆昨春の対戦 両校は昨年センバツ2回戦で対戦。打撃戦の末、横浜が8-7で勝った。横浜は1回に阿部葉の3ラン、3回には阿部葉、奥村頼の連打で2点を挙げ5点リード。先発織田は3回途中4失点で降板したが、小刻みな継投で反撃をかわした。沖縄尚学は横浜の11本を上回る13安打を放ち、1点差に迫った8回裏には1死二、三塁としたが追いつけなかった。接戦を制して勢いに乗った横浜は19年ぶり4度目のセンバツ優勝を果たした。