<全国高校野球選手権:横浜-沖縄尚学>◇10日◇1回戦◇甲子園
再び背番号「1」をつけて聖地へ帰ってきた昨夏の優勝投手が、この夏も甲子園の顔となるか。
沖縄尚学・末吉良丞投手(3年)が、「世代NO・1」と認める織田擁する横浜との初戦に臨む。春先からコンディション不良だった左ひじの状態についても「全然、もう何とも」と万全。沖縄大会では準決勝でこの夏初登板初先発。6回を投げ2安打8奪三振無失点。決勝では9回1死からマウンドに上がり、1失点も投げきった。
Wエースの右腕・新垣有絃投手(3年)も健在だ。沖縄大会は5試合に登板し17回2/3を投げ3失点。フォームに少しズレがあり本調子ではなかったが、聖地入りしてから比嘉公也監督(45)らとともに修正し「少しずつ上がってきてて、昨日(8日)からさらに良くなってきた」と話す。25年センバツで横浜相手に先発した際は初回3ランを浴び悔しい思いをした。「リベンジしたい」と誓った。また、久高大瑚投手(3年)が急成長。沖縄大会では決勝含め3試合に先発するなど18回1/3を投げわずか1失点。3本柱で強打の横浜封じを狙う。
比嘉監督は、そんな投手陣に「1点も取られない。それくらいじゃないと勝てないと思います。1点取れるかどうかだと思うので」とロースコアの接戦で勝ちをつかむべく、完封リレーを求める。
試合を通してのキーマンには「山川。ピッチャーというか、キャッチャーの山川です」と守りの要であり主将の山川大雅捕手(3年)を挙げた。「神経質にはなると思うんですけど、神経質になりすぎず。配球とか、攻め方。単調にならず、だからといっておきにいかずというか、攻めるところは攻めるという、押し引きをしっかりやれば大丈夫かなと思います」と勝負を託す。
入場券が前売りで完売している大注目の一戦。「恥ずかしい試合にはしたくない。とにかく自滅しないことが一番大事」と勝敗を分けるポイントを語った。10日、第2試合で「事実上の決勝」が行われる。