<全国高校野球選手権:敦賀気比10-0横手>◇11日◇2回戦◇甲子園
敦賀気比(福井)の背番号8・辻琉成投手(2年)が投打に躍動した。「4番投手」で先発出場。投げては力強いまっすぐを軸に、スライダーとカーブで緩急をつけた。テンポのいい投球で5回を2安打無失点。6回からは、中堅の守備に回った。
打っては3回、1死二、三塁から左前適時打。4回には2死二塁から変化球をしっかりと捉え、中越え適時二塁打。「甘い球は見逃さずに食らいついていけたことは、成長した部分かと思います」。3安打1四球2打点とチームを先導。「投打で活躍できて、自分自身も成長したなと思います」と、胸を張った。
「俺はプロに行く」。入学時、チームメートに宣言した。「そこから野球の取り組みが変わった」と、佐藤功亮外野手(2年)。「ピッチャーも野手も、どちらも楽しくて、やめられない」と二刀流に憧れ、敦賀気比に入学。有言実行のために、毎日、夜10時30分から就寝前にバットを振り込み。部屋でも暇さえあれば投手用のチューブでトレーニングを積んだ。
4年ぶりの夏の勝利で、勢いに乗る。辻は「どこまで自分の力が通用するのか。楽しみです」と、笑みを浮かべた。夢の実現のために。甲子園での活躍をステップに変える。