【甲子園】履正社・多田晃監督「最後まで木村でいこうと」エースの167球完投起用を説明

履正社対享栄 9回裏享栄2死一塁、大森皓太を見逃し三振にし雄叫びを上げる履正社・木村颯(撮影・白石智彦)

<全国高校野球選手権:履正社6-2享栄>◇11日◇2回戦◇甲子園

履正社(大阪=153チーム)が享栄(愛知=全国最多174チーム)との激戦区対決を制し、3年ぶりの白星を挙げた。夏の初戦は5連勝。

多田晃監督(48)は「やはり享栄高校さん、投手力、それから打撃、またチームとしても素晴らしいチームでしたので、前半やはり簡単に点を取ることができなかったので、中盤から後半にかけて、うちの選手も何とか粘りを見せてくれて、点を取れたことが自信になったんじゃないかなと思います」と振り返った。

先発の木村颯投手(3年)は167球を投げて完投勝利。継投も考えて他の投手にも準備をさせていたが、6回以降の復調ぶりや、8回にリードを広げたことから「最後までエースの木村でいこうと思いました」と思いを明かした。

試合は1-1で迎えた4回2死から、5番DH北西華一(2年)、6番高津冬真外野手(3年)の連続長打で勝ち越した。8回には2死二、三塁から北西が右越え適時三塁打。4-1とリードを広げた。9回にも2点を加えた。

守っては木村が2失点完投。5回までに100球超と球数がかさんだが、最速148キロ直球と低めのボールゾーンへ落ちるチェンジアップ、スプリットを粘り強く投げ込んだ。

元中京大中京監督の大藤敏行監督(64)率いる享栄は31年ぶり白星ならず。愛知県勢は昨年の豊橋中央に続く2年連続の初戦敗退となった。