【甲子園】「甲子園は500%ない」からたどりついた舞台「目標見失わず努力」青森山田兜森監督

青森山田対東日本国際大昌平 5回表、戦況を見守る青森山田・兜森崇監督(撮影・河田真司)

<全国高校野球選手権:青森山田-東日本国際大昌平>◇13日◇2回戦◇甲子園

青森山田が東北対決に敗れ、2回戦敗退となった。

手代森爽来(2年)、山田勇翔(2年)、川久保昂直

(3年)、守凛心(2年)の4投手をつぎ込むも、東日本国際大昌平(福島)打線に6点を奪われた。兜森崇朗監督(47)は「流れをこちらに持っていくことができず、持ち味を出し切れなかった。特に失点したイニングは四死球が響いていた」と敗因を並べた。

打ち合いになることは避けたい。試合前に指揮官は「できれば2、3点の勝負でいってくれればいい」と思い描いていた。ただ、そこは福島代表校。イメージ通りにはいってくれなかった。

悔やまれたのは1-1の5回裏。無死一塁から東日本国際大昌平の小内壱晟捕手(3年)がレフト線へ勝ち越しの適時打を浴びると、そこから四球が絡んで満塁のピンチをしのげず1イニング5失点。一気に点差を離された。「先頭打者をフォアボールで出してしまったところからのしわ寄せが、ああいう形になって出てしまったのかなと思います」と悔し交じりに振り返った一方で、相手先発の照沼佑崇投手(3年)については「ベンチから見ていても点数を取りきるイメージがなかなか湧きにくかったのが正直なところ」と舌を巻いた。

昨秋の県大会は3位にとどまり、新チーム発足時は選手たちへの発奮の意味も込め「夏の甲子園は500%ない」と言っていたところからのスタートだった。そこから今春の青森大会では優勝し、堂々の第1シードを獲得。夏の大会は準決勝までコールド勝ちを収め、決勝では接戦をものにして甲子園切符をつかんだ。指揮官も目を見張る成長曲線をたどった。「よく諦めずに目標を見失うことなくしっかり努力をしてくれた。取り組む姿勢や粘り強さは、今日の試合直前や試合中も含めて最後までよくやってくれたと思っています。出ている選手だけでなく控えの選手も含め、特に3年生にとっては非常にいい経験になった」とたたえた。