<全国高校野球選手権:花巻東4-1岡山学芸館>◇14日◇2回戦◇甲子園
岡山学芸館・佐藤貴博監督(43)が、花巻東・赤間史弥外野手(3年)が見せた好走塁に舌を巻いた。7回には本盗を成功させるなど1試合4盗塁をマークした赤間について、「彼は常に次の塁を狙っているんですよね。うまいというか、常に狙っている姿勢が素晴らしいです。狙っていて行かない場面もあれば、狙っていて行く場面もあるという、しっかりとした判断ができています。狙いも持たずになんとなく走っているわけではありません。狙っていて止まる、狙っていて進む。チームとして徹底されている。常に狙われていること自体が、守る側にとってはプレッシャーなんです」とうなった。
グラウンドで対峙したからこそ、分かる違いだった。「例えばレフトの藤原のところに打球が飛んだ際、藤原が緩いボールを返球してセカンドからつなぐような場面がありました。また、小林が右中間で捕球した後に素早く返球していればバッターランナーをアウトにできたかもしれないのに、ふわっと投げてしまった隙に、足元へスライディングを決められてしまうこともあった。こういう細かな意識の差が、これからうちが本気で取り組んでいかなければいけない部分。花巻東さんはそれを当たり前にやってきている。この差は大きいですね」。
報道陣から、シングルヒットで止められた打球が二塁打となってしまうケースもあったことを指摘されて「まさにそこが課題です。甲子園に来てから外野手も守備位置を確認してチャージをかける練習を重ねてきたのですが、結果としてそれ以上に花巻東さんの走塁がアグレッシブでした。うちはまだ対応しきれなかったです」と認めた。公式記録には残らない。全国トップクラスの実力校との差を肌で実感し、この差を埋めるべく岡山で再スタートを切る。