<全国高校野球選手権:横浜-日南学園>◇14日◇2回戦◇甲子園
6回途中から登板した横浜のエースで今秋ドラフト注目株の織田翔希投手(3年)は、9回のマウンドには上がらず降板した。
横浜は織田登板後の7回に4点、9回に江坂の満塁弾などで5点を追加し、スコアを10-1として勝利を決定づけていた。
織田はこの試合ではベンチスタートで、1-1の6回無死二、三塁のピンチでリリーフ登板。3番田中を申告敬遠として無死満塁とし、4番谷口と対戦。初球は153キロ、3球目で自己最速にあと1キロと迫る156キロを計測すると球場が沸き上がった。高校生のこれまでの甲子園球場表示最速155キロを更新。自身の甲子園球場での自己最速、また今大会ここまでの最速記録にもなった。
織田は谷口を見逃し三振、続く5番下川を二ゴロの併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けると雄たけびをあげながらガッツポーズで喜びをあらわに。
この試合では2年生ながら最速150キロを誇る好左腕の小林鉄三郎投手(2年)が先発マウンドへ。織田は初戦の沖縄尚学戦に先発して8回2/3を投げており、5回の味方の守備時からブルペンへ向かって準備していた。6回途中から8回まで投げて、計3回を40球で1安打2四球無失点、4奪三振だった。
◆織田が8勝目 織田が甲子園通算8勝目。横浜の投手では最多となる松坂大輔の11勝にあと3勝。愛甲猛の7勝を抜いて単独2位となった。
◆球速メモ 横浜・織田が156キロを計測した。甲子園の球場表示では07年夏の佐藤由規(仙台育英)、13年夏の安楽智大(済美)、25年春夏の石垣元気(健大高崎)がマークした155キロを上回る高校生の最速。
◆スカウト計測では 過去は01年夏の寺原隼人(日南学園)が出した158キロが最速。これは大リーグのブレーブスが計測した98マイルを換算した約157・7キロだが、当時テレビ中継だけに表示した甲子園球場のスピードガン(92年設置)では154キロだった。スカウトの数字は場所や機器の違いなどで球場表示の上や下にぶれることがある。