【甲子園】横浜・村田監督 織田翔希の“大怪物化”期待 松坂大輔氏と比較も「片鱗は見られた」

横浜対日南学園 8回裏日南学園1死、156キロマークする横浜・織田翔希(撮影・上山淳一)

<全国高校野球選手権:横浜10-1日南学園>◇14日◇2回戦◇甲子園

横浜(神奈川)が日南学園(宮崎)に大勝し2年連続の16強入りを決めた。史上11校目の甲子園春夏通算70勝に到達。関東では早実を抜きトップに立った。これで16強が出そろった。

横浜の村田浩明監督は6回から好リリーフをみせたエースの織田翔希投手(3年)について「(怪物をこえる)大怪物になってほしいと思って僕はここまで育ててきて。県大会でも怪物になったなと。でも、大怪物を目指しているから甲子園でやろうよと。今日はその片りんはマウンドで見られましたよね。でも、まだまだ続くので」とその活躍をたたえた。

横浜からは98年の甲子園を沸かせた松坂大輔氏ら多くの名投手たちが巣立っていった。村田監督は「数々の諸先輩方が、横浜高校で汗水たらして努力してマウンドに立って、歴史と伝統じゃないですけど、うちはそういうのをすごく大事にしている学校なので」といい、報道陣から織田と松阪氏の球場の雰囲気を変える力の比較を問われ「そうですね。それ(松阪氏)ぐらいあったのかなと思いますね。(6回のピンチで)あそこは1本出たら、もうゲームは日南さんが勝たれていたと思います」と紙一重の勝負での勝利に喜びをにじませていた。

試合は1-1で迎えた6回裏無死二、三塁の大ピンチで織田が救援マウンドへ。申告敬遠で満塁とし、4番谷口を三振、5番下川を二ゴロ併殺打に仕留めて無失点で切り抜けた。最速は甲子園最速を更新する156キロをマークした。

エースの好リリーフで流れを変えると7回表、2死二塁から9番千島大翼外野手(3年)が左中間へ勝ち越し適時三塁打。さらに1番小野舜友内野手(3年)の適時打などで3点を奪った。9回には1点を追加した後、5番江坂佳史外野手(3年)が満塁本塁打を放ち10点目を挙げた。

横浜は3回戦で霞ケ浦(茨城)と対戦する。16強が出そろい、内訳は東北3、関東5、東海1、北信越1、近畿3、中国1、四国1、九州1。初出場校は2校、公立校は姿を消した。

◆球速メモ 横浜・織田が156キロを計測した。甲子園の球場表示では07年夏の佐藤由規(仙台育英)、13年夏の安楽智大(済美)、25年春夏の石垣元気(健大高崎)がマークした155キロを上回る高校生の最速。

◆スカウト計測では 過去は01年夏の寺原隼人(日南学園)が出した158キロが最速。これは大リーグのブレーブスが計測した98マイルを換算した約157・7キロだが、当時テレビ中継だけに表示した甲子園球場のスピードガン(92年設置)では154キロだった。スカウトの数字は場所や機器の違いなどで球場表示の上や下にぶれることがある。

◆織田が8勝目 織田が甲子園通算8勝目。横浜の投手では最多となる松坂大輔の11勝にあと3勝。愛甲猛の7勝を抜いて単独2位となった。

◆無死満塁で無得点 最近の甲子園で無死満塁のピンチを脱した主なケースでは、05年夏の田中将大(駒大苫小牧)が日本航空戦の6回、三振、中飛、三振で切り抜けた。13年夏の小島和哉(浦和学院)は仙台育英戦、16年春の早川隆久(木更津総合)は札幌第一戦で、ともに3者連続奪三振。

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