【高校野球】静清が初戦突破、見城新監督13年ぶり“現場復帰”飾る「高校野球はいいな」/静岡

静清対島田商 初回の先制点に沸く静清ベンチ

<秋季高校野球県大会予選:静清5-1島田商>◇15日◇1回戦◇島田球場

静清が島田商を5-1で退け、初戦を突破した。先発のエース米田悠斗投手(2年)が7回6安打1失点と力投すると、打線も9安打5得点で応えた。今夏、06年夏に静岡商を甲子園に導いた見城喜哉監督(66)が就任。新指揮官が掲げる投手中心の粘り強い戦いで初陣を飾った。島田樟誠は5-2で榛原に勝利。16日に、1回戦の残り22試合が行われる。

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新生・静清が白星でスタートを切った。4点リードで迎えた9回2死。最後は8回からマウンドに上がった2番手の大石和弥投手(1年)が遊ゴロに仕留め、試合を締めくくった。

島田商を終盤で突き放し、初戦を突破。選手たちと一緒にスタンドへ勝利を報告した見城喜哉新監督(66)は「練習試合とは緊張感も違って体がしんどかったよ。でもやっぱり、高校野球はいいなと実感できた」と満面の笑みを浮かべた。“現場復帰”は静岡商の監督を退いた13年以来、約13年ぶり。久しぶりに味わう喜びをかみしめた。

3回戦で敗れた今夏の静岡大会後、4月から務めていた副部長から昇格する形で監督に就いた。「投手中心の守備力と集中力を持って、束になって戦えるチーム」をテーマに掲げて再出発。短い準備期間では、守備に重点を置いた。

迎えた初陣。先発を託されたエース右腕・米田が2回以外毎回の6安打を浴びながらも連打は許さず、1失点と踏ん張った。野手陣も3併殺を奪うなど要所を締める粘り強さが7、8回の追加点につながった。指揮官は「反省点はあるけど、声をかけ合ってよく粘った。試合に出る、出ない関係なく、みんなで1つになって戦えたことが良かった」とうなずいた。

22日に行われる次戦は代表決定戦。勝てば県大会出場が決まる一戦の相手は、静岡商に決まった。見城監督は「静商には負けられない。思いは強い。思い切って戦いたい」。“古巣”との対戦に向け、自然と語気は強まった。【前田和哉】