【甲子園】智弁和歌山 タイブレークにバントシフト成功で勝利に 延長戦の歴代最多勝利更新

智弁和歌山対敦賀気比 10回裏敦賀気比無死一、二塁、宮本颯の送りバントを捕球し三塁へ送球する黒川梨大郎(撮影・加藤哉)

<全国高校野球選手権:智弁和歌山7-3敦賀気比>◇15日◇3回戦◇甲子園

智弁和歌山は10回裏の守備が効いた。タイブレークの無死一、二塁、久葉が初球を投げ込む直前に一塁手と三塁手がチャージした。「ブルドック」とも呼ばれるバントシフト。狙い通りバントさせると、三塁手黒川が捕球し、ベースカバーの遊撃手に送球。二塁走者を三塁でアウトにした。このプレーが功を奏し、後続も抑え無失点。11回の5得点につながった。

今回はヒッティングの構えからバントへの切り替えだったが、そのまま打たれると、一、二塁間と三遊間が広く空いている状態。二塁走者を刺せても一塁走者が三塁まで進む可能性もあり、リスクも背負う賭けだった。黒川は「もしバスターやバットを引いてきたらその場で止まって、あとはもう対応っていう感じ。勝負かけてるのでしゃあないなって」。2年前の夏、霞ケ浦(茨城)に延長タイブレークの末敗退してから、勝ち切るために選手の側から練習に組み込むことを提案して実戦を積んできた。初戦の前日練習でも確認しており、大一番で生きた。

◆智弁和歌山が延長戦13勝目 智弁和歌山の甲子園タイブレークは19年夏1-4星稜(延長14回)、24年夏4-5霞ケ浦(延長11回)と連敗していたが、3度目で勝利。延長戦は春夏通算13勝4敗とし、歴代最多勝利を更新した(2位は中京大中京の11勝)。

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