<秋季高校野球静岡県大会予選>◇16日◇1回戦◇ちゅ~るスタジアム清水ほか
東海大静岡翔洋が8-0の7回コールドで藤枝北を退け、初戦を突破した。先発のエース吉田大珠投手(2年)が3回完全投球で勢いをもたらすと、打線も12安打8得点。部長から就任したOBの垂水啓友新監督(39)の下、新チーム初陣を飾った。駿河総合は清水桜が丘に3-2で辛勝。この日で1回戦50試合が終わり、22、23日に県切符を懸けた代表決定戦が行われる。
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東海大静岡翔洋が白星で新たな1歩を踏み出した。今夏の静岡大会後、新チーム発足とともに垂水部長が監督に就任。迎えた公式戦初戦、7回コールドで快勝した。新指揮官は「夏からメンバーもがらっと変わり、初戦への緊張感もあった。選手たちがよくやってくれた」とほおを緩めた。
エース吉田が流れを呼び込んだ。「監督を勝たせたい。自分が試合をつくる」と気合十分で先発マウンドに上がると、初回1死からの4者連続を含む7奪三振。“お役御免”となる3回まで藤枝北打線を完全に封じた。左腕がつくった流れに乗り、打線も初回から1点を先制。2回には4連続適時打を含む5連打などで一挙6得点と、畳みかけた。
OBの垂水監督は主将として04年夏の甲子園に出場。2勝を挙げた。11年に母校に戻り副部長、部長を務め、現東海大相模(神奈川)監督で元巨人の原俊介氏(48)や00年夏に東海大浦安(千葉)を全国準Vに導いた森下倫明前監督(61)らの下で経験を積んだ。
「いろいろなやり方を見させてもらった。こういう野球をやりたいというよりも、その年に合ったベストを探っていければと思っている。今のチームは走れる選手が多い」。この日7盗塁と、その良さも引き出し勝利に導いた。
勝てば県大会出場が決まる22日の代表決定戦では、駿河総合とぶつかる。同監督は「成長材料となる課題も出た。1試合1試合、成長していくだけ」。芳賀柚稀主将(2年)も「低い打球を徹底しようと言っていた中でフライが出てしまったり、徹底できていない。修正したい」と表情を引き締めた。新生・翔洋が、伸び代も残して好発進した。【前田和哉】
○…駿河総合は主将も務めるエース長谷川聖輝(いぶき)投手(2年)が投打で輝いた。投げては、初回に自己最速となる143キロを記録した直球を軸に9回2失点完投。「3番DH」として立った打席でも、2-2の7回2死三塁の好機で決勝の左前適時打を放った。初戦突破に大きく貢献。「自分が打たれて点を取られたので、打って返そう思った。良かった」と汗を拭った。