<全国高校野球選手権:有明4-1東日本国際大昌平>◇16日◇3回戦◇甲子園
有明(熊本)が東日本国際大昌平(福島)との初出場対決を制し、3試合連続の逆転勝利でベスト8を決めた。熊本県勢初出場での準々決勝進出は1963年九州学院以来63年ぶり。“斉藤工”コンビの工(たくみ)修哉投手(3年)が試合直前に負傷し、先発を緊急回避。スタメン変更で先発マウンドに上がった斉藤遼汰郎投手(3年)が1失点完投し、チームを救った。熊本地震で不安な日々が続く地元へ、有明旋風で頂点に挑む。
◇ ◇ ◇
◆初出場3勝 有明が今大会3勝目。春夏を通じて初出場の学校が3勝を挙げたのは熊本県勢初。夏の甲子園では06年鹿児島工(3勝1敗で4強)以来20年ぶりとなり、夏8強は13年富山第一(2勝1敗)以来。次の健大高崎戦にも勝って4勝すれば、04年の千葉経大付(4勝1敗で4強)以来になる。
◆逆転3勝 春夏を通じた初出場校が逆転勝ちを3度以上記録したのは、95年夏の旭川実(3勝)以来。旭川実は2回戦の鹿児島商戦で2度も5点差を逆転し、両軍合計37安打の乱打戦を15-13で制した。85年夏に創部3年目で出た甲西(滋賀)は、4番石躍(いしおどり)らの活躍で3回戦の久留米商戦に延長11回2-1で逆転サヨナラ勝ち、準々決勝でも東北のエース佐々木主浩を相手に6-5の逆転サヨナラ勝ちでオール逆転の3連勝。「ミラクル甲西」の旋風を巻き起こした。