【甲子園】有明・工修哉が感謝の涙「ライバルであり目標」マウンド守る斉藤遼汰郎を励ます場面も

有明対健大高崎 9回裏健大高崎1死満塁、伝令で工修哉(左)がマウンドの斉藤遼汰郎にタオルを渡す(撮影・上山淳一)

<全国高校野球選手権:健大高崎1-0有明>◇18日◇準々決勝◇甲子園

熊本勢10年ぶりの4強を目指した初出場の有明は、健大高崎(群馬)との接戦の末に延長10回タイブレークでサヨナラ負けした。

大会中に左手甲骨折のケガに見舞われた工(たくみ)修哉投手(3年)は、ベンチで声をからし続けた。試合後、「去年は1人で投げた斉藤を今年はサポートでき、甲子園に行くことができた。ライバルであり、目標。斉藤がいたから自分もここまで成長できた。感謝しています」と涙ながらに振り返った。

1人で試合を投げきった背番号1の斉藤遼汰郎投手(3年)は、9回の工の伝令の場面を振り返り「『落ち着いて、笑顔で』と。初出場でここまで来られたのは楽しかった。ずっと笑顔でプレーできました」と話した。最後に、「有明らしい機動力と少ないチャンスをものにする『いい野球』ができた」と総括。熊本地震の被災者へ、「勇気を与えられたら」と言葉を振り絞った。