【甲子園】横浜・織田翔希はノースロー調整「体を元の状態に」手厚いケアで完封の疲れほぐす

囲み取材を受ける横浜・織田翔希(撮影・垰建太)

第108回全国高校野球選手権大会(甲子園)は19日、休養日となり、20日の準決勝へ向けて各校が調整を行った。

昨年センバツ決勝と同一カードとなった横浜(神奈川)-智弁和歌山の大一番を前に、横浜ナインは大阪市内で約2時間汗を流した。裸足でのランニングやバント練習、フリー打撃などでコンディションを整えた。村田浩明監督(40)は「心身ともにリセットするため、技術よりメンテナンスに時間を割いた」と説明した。

18日の花巻東(岩手)との準々決勝は6-0で快勝した。練習で取り入れた裸足のトレーニングやハイハイ運動について「地面をしっかり踏み締め、背骨を整えるため。体の隅々まで意識させて、準決勝に向かわせます」と話した。

昨年センバツ決勝は11ー4で勝利している。その智弁和歌山に対しては「センバツで戦った時から思っていますが、豪快さと緻密さを兼ね備えたビッグイニングをつくるチーム」と警戒感を強める。その上で、勝利の鍵に挙げたのは選手たちの「アグレッシブさ」だ。「ケンカができるような、激しく向かっていける選手がキーになる。『明るく、楽しく、激しく』。受け身にならず、初戦からガンガン打っていく姿勢を見せたい」と熱く語った。

投手陣は総力戦を強調した。今大会2、3回戦に先発している小林鉄三郎投手(2年)について「昨日の試合中、隣で織田の投球を見せて『向かっていく気持ち』を伝えた。次に投げる時はひと味違う姿を見せてくれると思う」と期待した。

花巻東戦で最速156キロをマークし、123球完封劇を見せたエース織田翔希投手(3年)はノースローで調整した。「体を元の状態に戻すため」と話し、入浴やトレーナーによる手厚いケアで123球完封の疲れをほぐした。智弁和歌山戦へ向けて「力任せにならず、捕手の脇山とコミュニケーションを取りながらしっかり配球したい。特別な意識を持たず、自分のやるべきことを徹底するだけ」と冷静に話した。指揮官が掲げた「ケンカする気持ち」に対しても「マウンドの上ですべてをさらけ出す」と闘志を燃やした。夏は、松坂が優勝した98年以来28年ぶり決勝進出を目指す。