【甲子園】天理・長尾亮大が準決勝に向けブルペンで約30球「ここまで来ればあとはやるだけ」

天理・長尾亮大は藤原忠理監督が見守る前で投球練習を行う(撮影・西尾就之)

90年優勝以来36年ぶりの決勝進出を目指す天理(奈良)が、明日20日の準決勝に向けて奈良県内で前日練習を行った。全体ではノックでの守備練習や打撃練習で約1時間汗を流した。

エース長尾亮大投手(3年)はブルペンで約30球。藤原忠理監督(60)から助言を受ける場面もあった。対戦相手となる健大高崎は右打者の割合が多いが「クロスボールを武器にしているので」と左打席に打者を立たせて内角への投げ込みも確認。また、右打者にしても「外のスライダーと内の使い分けで抑えるっていう部分は大切になってくる」と意識して取り組んだ。

準々決勝では左腕の橋本桜佑投手(3年)が完封し登板はなく、出番がくれば中4日でのマウンドとなる。少し感覚が開いている分、仕上げきれてない部分はあるというが長尾は「(感触は)全然悪いものではない。いつもマウンドに上がってしまえば調子は上がってくるものなので、明日(20日)十分100%には持っていける」と心配無用だ。

健大高崎で警戒したい選手には石田雄星外野手(3年)の名前を挙げた。「ランナーに出すと厄介。また、2番の石田選手を出さなければクリーンアップは機能しないので」と今大会4割3分8厘、有明との準々決勝でも5打数3安打の活躍をみせる石田をまずは抑えたいところだ。さらに、クリーンアップの後ろに控える6番萩原雄大外野手(2年)についても「打率としては打っているので、その前にランナーをためないっていう部分は意識しながらいきたい」と語った。

健大高崎というチーム全体には、個々のスイングの強さ、個々の機動力といった、一人一人が走攻守そろった印象をもつ。しかし「ホームベースさえ踏ませなければ負けることはない」と冷静だ。「短打はまだ許しながら長打を防いで」と一気に得点圏にしないことを心がける。

また「アウトの取り方」もポイント。バント1つでもどこでアウトを取るか。ランナーを進ませてでも1つアウトを増やすべきか。併殺であっても先の塁でアウトを取ることができるか。藤原監督が常々口にしており、チーム全体にも浸透してきた。とにかく本塁から遠ざけられるように、アウトを取る場所にも気をつけながら点を与えない守り勝つ野球で戦う。

準決勝に向け「ここまで来ればあとはやるだけなので、自分に自信を持ちながら。相手をしっかり分析しながら自分のピッチングを100%出せたら」と意気込んだ。