第108回全国高校野球選手権の準決勝が20日、甲子園で行われる。智弁和歌山-横浜(神奈川)は昨春センバツ決勝と同カード。投打に安定感を誇る横浜に、強打の智弁和歌山が挑む。天理(奈良)-健大高崎(群馬)は、ともに投手力を中心とした守りが武器で、継投がカギを握りそうだ。決勝に進めば天理は90年、横浜は98年、智弁和歌山は21年に、それぞれ優勝して以来。健大高崎は夏初の準決勝となる。19日は休養日で、各校が調整した。
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横浜は大阪市内で約2時間の調整練習を行った。素足のまま外野の芝をランニングしたり、四つんばい(ハイハイ)の動きを取り入れたストレッチを行った。村田浩明監督(40)は「普段からやっているが、はだしでしっかり地面をかんで体を整えること。成長段階で通るハイハイで背骨をまっすぐにすること」と、指先から足裏まで意識を行き届かせる狙いを説明した。
準々決勝を完封したエース織田翔希投手(3年)はウォーキングに時間を割いてノースロー調整だった。長めの入浴やトレーナーによる手厚い施術で肩ひじの張りを解きほぐした。智弁和歌山との再戦を前に「力任せにならず、捕手の脇山とコミュニケーションを取りながらしっかり配球したい」と冷静に話した。指揮官が求める「ケンカができるような強気な姿勢」に対しては、「マウンドですべてをさらけ出したい」と闘志を燃やした。
村田監督は「ここからは総力戦。一番適している投手を使う」と見据えた。エースの準備は万全。さらに2、3回戦で先発した小林鉄三郎投手(2年)にも期待を寄せる。前日の試合中は、ベンチで隣に座らせた。「織田の投球を見せて『向かっていく気持ち』を伝えた。どうしても置きにいってしまうところがあるが、いい時はガンガンいける。次に投げる時は違った鉄が見えてくるはず」と話した。最高のチーム状態で大一番に挑む。【鳥谷越直子】