【解説】横浜・織田翔希、MLB挑戦なら日米内外に衝撃「織田ルール」できる?

横浜対智弁和歌山 横浜先発の織田翔希(撮影・石井愛子)

<全国高校野球選手権:智弁和歌山7-1横浜>◇20日◇準決勝◇甲子園

横浜(神奈川)の157キロ右腕、織田翔希投手(3年)が、卒業後の進路でメジャー挑戦を視野に入れていることが20日、分かった。甲子園の準決勝で智弁和歌山に1-7で敗れた試合後、村田浩明監督(40)が明かした。今夏、甲子園最速の156キロをたたき出すなど、聖地を沸かせた超高校級右腕は、NPBとメジャーという広い選択肢から、新たな野球人生を選ぶ。

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横浜のエース、織田の進路が慌ただしくなってきた。最速157キロを誇る剛腕は今秋のNPBドラフトで最注目選手の1人だったが、いきなりのMLB挑戦も視野に入れていることが判明した。仮に織田がメジャー挑戦を決断すれば、超高校級といわれる世代トップの選手がNPBを経由せずに初めて海を渡ることになる。菊池雄星(エンゼルス)、大谷翔平(ドジャース)ですら成し得なかったことが実現した時に、日米内外の野球界にもたらす衝撃度は計り知れない。

25歳未満のため、メジャー球団とはマイナー契約しか結べない制約があるが、マネーゲームに持ち込まれればNPB球団に勝つ見込みはない。昨年1月にアスレチックスとマイナー契約した桐朋(とうほう、西東京)森井翔太郎遊撃手兼投手(19)は契約総額176万500ドルで、日本円に換算すると当時のレートで約2億7300万円の好条件だった。NPBはドラフト1位ですら契約金1億円プラス出来高払い5000万円が上限で、金銭面の差を埋めることはできない。

織田が今後、メジャー挑戦を正式に決めれば、第2、第3の織田クラスの世代トップの逸材が、NPBを経由せず海を渡る動きに拍車がかかる可能性がある。あるNPB球団幹部は「プロの方から何とかしてという人もいるけど、それは高野連が制限を設けるなり、何とかしてもらいたい」と懸念を示し、別の球団関係者は「『織田ルール』みたいなのができるんじゃないか」と今後の展開を思い描いた。【高校野球取材班】

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