“富山の怪物”がアジアを制圧へ 高岡第一の最速156キロ左腕、前田侑大が高校日本代表入り

高岡第一・前田侑大(2026年7月18日撮影)

“富山の怪物”が、アジアを制圧する。高岡第一(富山)の最速156キロ左腕、前田侑大(ゆうと)投手(3年)が、高校JAPANのユニホームに袖を通す。日本高野連が22日、9月7日から同13日にかけて台湾・台北市で開催される「第14回BFA U18アジア野球選手権」に参加するメンバーを発表。前田がリストに名を連ねた。

今年4月のU-18日本代表候補合宿メンバーに選ばれた本格左腕。知名度が一気に上昇したのは、今夏は富山大会だった。2回戦の富山工戦では自己最速を5キロ更新する156キロをマーク。さらに3回戦の富山北部戦で20三振を奪ってノーヒットノーランを達成。2試合続けての圧巻の投球で

高校野球ファンをとりこにした。

決してエリート街道をたどっていたわけではなく、軟式チームに所属した中学時代はエースをつかめず、当時のレギュラーポジションは一塁手だった。ところがキャッチボールを行う姿に既に大器の片鱗(へんりん)を見出し、後に高岡第一で指導するこになる村本忠秀監督(61)に「腕の振り方が素晴らしく、体を柔らかく使いながらビシッとしたボールが届く。今思えば(NTT西日本時代に指導した)岸田(現オリックス監督)と重なるところがあった」と言わしめた。

高校日本代表には最速157キロを誇る横浜(神奈川)エース織田翔希投手(3年)も選出。高校年代NO・1投手の呼び声の高い織田との共演で、狙うはアジアの頂点だ。

◆前田侑大(まえだ・ゆうと)2009年(平21)1月23日生まれ、富山県高岡市出身。ビッグファイトボーイズ-南星中軟式野球部を経て、高岡第一では1年時からベンチ入り、2年秋からエース。今春のU18日本代表候補の強化合宿に参加。目標の選手はソフトバンク前田悠伍。家族は父孝一さん、母ゆかりさん、姉、兄、妹。好きな食べ物はゆかりさん特製のミートソースパスタ。173センチ、72キロ。左投げ左打ち。

<U18アジア野球選手権 高校日本代表>

【投手】

17 萬谷堅心(花巻東)

13 門倉昂大(専大松戸)

11 織田翔希(横浜)

19 小林鉄三郎(横浜2年)

14 前田侑大(高岡第一)

16 鈴木悠悟(中京)

21 杉本真滉(智辯学園)

18 末吉良丞(沖縄尚学)

【捕手】

27 杉本将吾(近江)

12 角谷哲人(智弁学園)

2 山田凜虎(智弁和歌山)

【内野手】

4 井口瑛太(関東第一)

1 小野舜友(横浜)

5 川上 慧(横浜2年)

6 池田聖摩(横浜)

7 福島陽奈汰(東海大熊本星翔)

【外野手】

8 石田雄星(健大高崎)

9 梶山侑孜(神村学園)

【監督】

30 岡田龍生(東洋大姫路監督)

【一覧】U18代表に横浜の最速157キロ右腕織田翔希、高岡第一最速156キロ左腕前田侑大ら

【U18主な選外一覧】山梨学院の二刀流菰田陽生、最速150キロ左腕の聖隷クリストファー高部陸ら