【とっておきメモ】バットを静かに置き一塁へ…智弁和歌山ナインが「美しい野球」を継承する理由

健大高崎対智弁和歌山 優勝を決め歓喜の輪をつくる智弁和歌山ナイン(撮影・垰建太)

<全国高校野球選手権:智弁和歌山4-3健大高崎>◇22日◇決勝◇甲子園

智弁和歌山(和歌山)が健大高崎(群馬)を4-3で破り5年ぶり4度目の日本一に輝いた。夏4度の優勝は龍谷大平安(京都)を抜きPL学園(大阪)に並ぶ5位タイ。春夏5度目の全国制覇は東邦(愛知)東海大相模(神奈川)に並ぶ7位タイ。

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智弁和歌山ナインは、「美しい野球」を継承している。四球を選んだり、死球を受けた際はバットを静かに置いて、一塁へ向かう。

中谷監督とバッテリーを組んだ父昭秀さんが、97年夏の全国制覇に貢献した清水大夢内野手(3年)はこう話す。「入学前から、フォアボールの後にバットを置く印象。言われなくても、それを見て、受け継がれていますね」。

攻守交代時、左翼、中堅、右翼の外野手たちは、なるべく青々とした芝生上を走って移動する。内野の黒土部分は踏むことはほぼない。OBの1人は「内野手やグラウンドに対する気遣い」と明かす。「黒土を踏めば、移動したところが荒れ、その荒れた部分に打球が飛べば…。イレギュラーをしないよう、芝の上を踏んで移動することが習慣です」。さりげない場面に、美しい伝統が息づいている。【中島麗】

【甲子園】智弁和歌山が健大高崎を4-3で破り5年ぶり4度目の優勝 PL学園に並んだ/詳細