連日熱戦を繰り広げた第108回全国高校野球選手権は22日、智弁和歌山が代表49校の頂点に立ち、幕を閉じた。今夏も聖地・甲子園では、さまざまなドラマがあった。東北6県版では、東北代表校の球児たちの「書ききれなかった話」を2回にわたって紹介、後編です。【取材構成・高橋香奈】
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創部26年で春夏通じて初の甲子園出場を果たした東日本国際大昌平(福島)。峯大珠主将(3年)は、有明(熊本)との3回戦で先制の右前打を放った。初出場校同士の対決には惜しくも敗れ8強入りは逃したが「長かった。本当にいい夏でした」と聖地で迎えた最後の夏に充実感を漂わせた。
このチームは昨年秋季大会初戦で、日大東北に接戦で敗れたところから始まった。「みんな甲子園という目標も見失っていて、チームがバラバラだった」と振り返る。それでも「秋の負けが今の自分たちをつくってくれた。負けは人を強くするということを実感しました」と、一丸となるナインの姿を感じとった。
最後は聖地の砂を集めながら笑顔。「今でもまだ夢を見ているという感覚。本当に成長させてくれた甲子園に感謝という気持ちです」。大きな糧を得て、大学では野球を続ける予定だ。後輩たちには「自分で言うのもですけど…東日本国際大昌平にとっても大きなきっかけを与えられたと思うので、来年も頑張ってもらいたいというのが一番です」。思いを託し、自身の飛躍を見据えた。