【甲子園】盗塁は昨年の1・5倍低反発バット導入で走塁意識が高まる 分析力もアップ

花巻東対岡山学芸館 本盗を決める花巻東・赤間史弥(2026年8月撮影)

22日に閉幕した第108回全国高校野球選手権(甲子園)で、出場49校が記録した盗塁数は96個で、昨年の64個から1・5倍に増えた。低反発バットが導入されてから、走塁への意識が高まり、相手バッテリーの分析などが進んでいることも要因と考えられる。

8強入りした花巻東(岩手)と有明(熊本)が最多の11盗塁をマーク。花巻東の投手兼外野手の赤間史弥(3年)は、2回戦の岡山学芸館戦で4盗塁を決め「スタート練習を積んできて成果が出た」と満足そうに振り返った。

有明は1番打者の永田晴輝内野手(3年)が4試合で5盗塁と足でかき回した。2回戦の長崎日大戦の3回、二塁打で出塁すると1死後に「自分が出たら3球以内に走ろうと決めている」と三盗。事前に映像でバッテリーの動きを研究し、確信を持って走ったと明かした。

日本高野連の正木陽技術・振興委員長は、俊足の選手をそろえたチームが多いとした上で「データ野球が定着し、投手、捕手の特徴や癖を見抜いていることが大きい」と説明した。また継投策が浸透し、クイック投法やけん制が得意でない投手の登板が増えたと指摘。「盗塁阻止には、投手の力が重要」と話した。

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