<秋季高校野球静岡県大会予選>◇23日◇代表決定戦◇西ケ谷球場ほか
代表決定戦の残り12試合が行われ、静岡市立は静岡東を4-0で退けた。今秋に公式戦デビューしたエース関根煌介投手(2年)が公式戦2戦目で初めて9回完投し、初完封。チームを3年連続の県大会に押し上げた。静岡西は6-5の逆転で相良を下し、25年ぶりとなる県切符をつかんだ。29日は、敗者復活戦と上位校決定戦が行われる。
◇ ◇ ◇
静岡西が、四半世紀閉ざされていた扉を開いた。1点リードの9回2死。満塁のピンチを迎えながらも最後の打者を中飛に抑えると、選手たちの表情に笑みが広がった。初戦の藤枝西・川根戦に続いて、2試合連続で5点のビハインドをはね返して県切符を獲得。志田真佐和監督(46)は「5点差をつけられた時はしんどかった。よく踏ん張った」と声を弾ませた。
3番望月友葵外野手(1年)が投打で輝いた。失点が続いた1回途中、右翼の位置から2番手で登板。テンポ良くコーナーを突き、8回2/3を1失点(自責0)と好救援した。打っても、同点として迎えた7回。1死から左中間三塁打を放つと、4番河原崎創介外野手(2年)の犠飛で決勝のホームを踏んだ。ヒーローは「自分が活躍して県に出られる。素直にうれしい」と喜んだ。
2年生4人、1年生10人の現チームは今夏の経験者も2人と少ない。指揮官は「最弱だと思っていた」。それでも秋の1勝で自信をつけ、進撃を続ける。上位校決定戦を経て迎える25年ぶりの県大会。望月友は「県でも制球よく投げたい」と目を輝かせ、河原崎も「楽しみ。挑戦者として思い切って戦いたい」と言った。“逆転の静岡西”が、勢いよく次のステージへと進む。