高岡第一(富山)の最速156キロ左腕・前田侑大(ゆうと)投手(3年)が、今年10月22日に行われるドラフト会議での指名を目指し、プロ志望届を提出することが26日、関係者への取材で分かった。注目の進路をプロ1本に絞った。9月7~13日に台湾・台北市で開催される「第14回BFA U18アジア野球選手権」に臨む高校日本代表に名を連ね、世代トップクラスの本格派左腕がアジアの舞台で猛アピールする。
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“富山の怪物”が、ドラフト注目株に躍り出る。高岡第一の前田が、プロ志望届提出の方針を固めた。関係者によると、富山大会敗退直後は進路に関して明言を避けていたが、家族と話し合った上で今秋のドラフト会議での指名を目指して志望届を出すことを決めたという。
知名度が一気に上昇したのは、今夏富山大会の活躍だった。2回戦の富山工戦では自己最速を5キロ更新する156キロをマーク。さらに3回戦の富山北部戦で20三振を奪ってノーヒットノーランを達成。2試合続けての圧巻の投球が、全国の高校野球ファンをとりこにした。
持ち味の直球は、1球で球場の雰囲気を変える力がある。「真っすぐが1番自信があります。三振を取りに行くときにはいつも使っているので、そこは当てられないという思いで投げています」。最速157キロを誇る横浜(神奈川)のエース織田翔希投手(3年)には1キロ及ばないが、左投手の中では沖縄尚学・末吉良丞投手や聖隷クリストファー(静岡)高部陸投手、智弁学園(奈良)杉本真滉投手(いずれも3年)らライバルたちを抑えて高校年代最速だ。
今年4月の高校日本代表候補の強化合宿から存在感を見せ、来月7日からは台湾・台北市で行われるアジア野球選手権に出場する高校日本代表にも織田、末吉、杉本と共にメンバー入りを果たした。今月29日には大学日本代表との壮行試合(神宮)に臨む。日の丸を背負いアジアの頂点を目指し、そして来るドラフトに向かう。前田にとって、絶好のアピールの場が続く。
◆前田侑大(まえだ・ゆうと) 2009年(平21)1月23日生まれ、富山県高岡市出身。ビッグファイトボーイズ-南星中軟式野球部を経て、高岡第一では1年時からベンチ入り、2年秋からエース。今夏は富山大会4強。目標の選手はソフトバンク前田悠伍。家族は父孝一さん、母ゆかりさん、姉、兄、妹。好きな食べ物はゆかりさん特製のミートソースパスタ。173センチ、72キロ。左投げ左打ち。