<秋季高校野球奈良県予選:智弁学園17-0王寺工>◇29日◇1回戦◇大和郡山市営球場
秋季近畿地区高校野球大会奈良県予選が開幕した。
今春センバツ準Vの智弁学園は王寺工と対戦し、5回コールドの完封勝利で初戦突破を決めた。小坂将商監督は「最初の入り方は上出来じゃないですか。良かったと思います。ピッチャーも3回にちょっとフォアボール出しましたけど、それ以外は良かったと思います」と振り返った。
初回からいきなり相手先発投手の立ち上がりを攻め込む。先頭から二塁打、死球で無死一、二塁とすると3番逢坂悠誠捕手(2年)が右翼へ適時二塁打を放ち先制。その後も3連打などで打線がつながり、二塁打4本含む計6安打、打者一巡12人で6得点を奪った。2、3回は無得点も、4回も打者11人7得点、5回も打者9人ソロ本塁打含む4得点と大暴れだった。
投げては2投手でわずか1安打の継投。テンポの良い投球で反撃の隙を与えず、1時間半を切るゲームとなった。
夏は3回戦で奈良大付に敗れ、悔しい思いをした。小坂監督から「もうこいつしか居ない」と指名された逢坂が主将として新チームがスタート。また、このタイミングで逢坂は一塁手から捕手へ転向。前チームではU18にも選出されている角谷哲人捕手(3年)が正捕手として出場していたこともあり、センバツにも一塁手としてスタメン出場していたが、中学時代と1年生では捕手だった。逢坂は主将就任について「自分がやろうと思ってたので、びっくりとかじゃなくて『よし、やったるぞ』っていう気持ちのほうが大きかった」と気合十分。久しぶりとなる捕手についても「去年、角谷さんっていう良い見本がいたので、教えてもらったり聞いて、だんだんと良くなってきた。伸びしろはあると思うので楽しみ」と自身の成長が待ち遠しい。
夏の甲子園では兄弟校である智弁和歌山が優勝し、さらに気持ちも高まっている。「やっぱり悔しい部分もあるんですけど、次は自分たちの番だっていう気持ちでやっていきます」。夏は2年連続で甲子園を逃し、小坂監督からも「選抜と神宮は行け」とゲキをとばされた。逢坂は「一戦一戦全力で戦って勝ったら、選抜甲子園とか神宮とかが見えてくると思うので、どんな相手に対しても戦う姿勢を変えずにやっていきたい」と一戦必勝を誓った。