【高校野球】島田工・桜井皓「部の歴史に自分たちの名前や頑張り…」秋初の16強へ決勝打/静岡

島田工対浜松学院興誠 9回表島田工1死一、二塁、左越えに勝ち越しの2点適時二塁打を放つ桜井

<秋季高校野球静岡県大会:島田工5-3浜松学院興誠>◇13日◇2回戦◇しずてつスタジアム草薙ほか

島田工が浜松学院興誠を5-3で振り切り、今夏に続き2季連続、秋は初となる16強に駒を進めた。4番桜井皓捕手(2年)が、同点で迎えた9回に決勝の2点適時二塁打を放つなど3安打と暴れし、チームをけん引した。静岡はエース鈴木琥大郎投手(2年)が投打で活躍を見せ、桐陽を9-1の8回コールドで下した。3回戦8試合は19日に行われる。

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新たな歴史を刻む快音が響いた。7回に3-3の同点とされて迎えた9回1死一、二塁の好機。主砲の桜井がカウント2-1からの4球目、直球を捉えた。「最初はレフトライナーかと思ったけど、意外と伸びてくれた」。打球は必死に手を伸ばす左翼手のグラブを越え、芝生で弾んだ。

送球間に三塁を狙ってアウトとなったが、値千金のタイムリー二塁打で貴重な2点をもたらした。9回120球を投げ、3失点完投したエース石上煌(2年)の熱投にも報いる一打で、チームを1962年の創部以来初となる秋の16強へ押し上げたヒーロー。「煌も楽にしてあげたかった。打てて良かった。部の歴史に自分たちの名前や頑張りを刻めて、すごくうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

今夏も4番に座ったが、長打は1本もなかった桜井。座馬健人監督(28)の助言を受けながらフォームの修正に取り組んだ。「構えが小さくなってしまっていたので、トップをしっかりつくるようにした」。多い時には自主練も含めて1日500スイングを課し、バットを振り込んで迎えた今秋。予選の城南静岡戦では高校通算4号を放つなど、成果が出始めている。

19日に迎える3回戦では、東海大静岡翔洋と対戦する。大会前に定めた16強進出の目標はクリアしたが、桜井は「強い相手になるけど、勝ちたい」と目を輝かせた。次は8強へ、まだまだチームを引っ張る。【前田和哉】