<U18アジア選手権:日本-韓国>◇13日◇決勝◇台湾・台北ドーム
【台北(台湾)13日=平山連】3大会ぶり6度目の優勝を目指す日本が韓国と対戦し、先発マウンドには杉本真滉投手(3年=智弁学園)が上がった。今秋のドラフト候補は前回スーパーラウンドの韓国戦でも先発を務め、ソロ本塁打を浴びるも4回途中2安打1失点と試合を作った。クリーアップに警戒しながら、役割を果たすべく腕を振った。
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バックネット裏に集まった大勢のスカウトたちの前で、杉本は自分の特長を示すかのように堂々とした姿でマウンドに立った。「こんな舞台で(先発で)投げられるのは自分だけなのでワクワクします。日の丸を背負っているので、思い切って、やれることは全てやりたいと思います」と左腕に力を込めた。「上位打線を相手にどういう攻め方をするのかが第一のポイント」と気を配り、「昨日は織田が頑張ってくれて、みんなが強い気持ちで戦ってくれたので、自分は今日はその気持ちを背負って投げるだけ」と役割を忠実に実行した。
岡田龍生監督(65)に迷いはなかった。宿敵韓国との再戦。アジアの頂点を争う決勝の舞台の先発に送り出したのは、杉本だった。「この前ほど長いイニングはもう投げないと思いますけど、織田以外は全員投げれる。ほぼ全員が何の問題もなく球数目的には投げれると思うんで、本当につないでもう全員ピッチャー注ぎ込むぐらいの気持ちでやれたらなと思ってます」と大事な先発マウンドを託した。
今春センバツは準優勝に導くも、最後の夏は奈良大会3回戦で敗れ悔しさが募った。残る公式戦は高校日本代表として臨む今大会のみ。この大会にかける思いが強かったからこそ、今までのやり方を変えることもすんなりと受け入れた。夏の地方大会を終え、体の使い方を一から見直した。毎日の筋トレを頼りにマウンドでは常に最大出力を出すことを心がけてきたが、今は8割くらいの力加減でより高品質な球を投げ続けることテーマに体の柔軟性を意識したメニューに力点を置いた。「プロに入ったら1年間通して投げることになる。ローテを守り続けることが一番大切」。己の信じた道を突き進む。夏の悔しさを台湾でぶつけ、自分の未来を切り拓く。センバツ準V左腕が台湾の地で成長を示した。