【高校野球】常葉大菊川8強!6番大石玲央斗が2安打5打点「打つべき球を打てている」/静岡

常葉大菊川対加藤学園 初回に3点二塁打を放ちガッツポーズする常葉大菊川・大石(撮影・前田和哉)

<秋季高校野球静岡県大会:常葉大菊川7-3加藤学園>◇19日◇3回戦◇しずてつスタジアム草薙ほか

常葉大菊川が加藤学園を7-3で退け、8強進出を決めた。6番大石玲央斗外野手(2年)が、2安打2打点をマークした初戦(2回戦)に続いて2安打5打点と大暴れ。チームを勝利に導いた。静岡は、延長11回タイブレークの末に4-3で今夏甲子園出場の聖隷クリストファーに競り勝った。準々決勝は20日に行われる。

◇    ◇    ◇

常葉大菊川の6番大石が、快勝の流れをぐっと引き寄せた。1回。押し出し四球で1点を先制し、なおも1死満塁の絶好機だった。浮いたスライダーを逃さず、左越えに走者一掃の適時二塁打を放った。「甘く入った球をうまく運べた。初回に打てて、ホッとした」。盛り上がるベンチに向かって右手の拳を挙げた。

石岡諒哉監督(37)も「立ち上がりに点を取れたことが大きかった」と振り返った貴重な3点をチームにもたらすと、勢いに乗った。5-1の5回2死一、二塁の好機でも再びスライダーを捉え、中越えに2点適時三塁打。計5打点と結果で打線を引っ張った。

パンチ力が光る右打者。準優勝した今夏も「7」の1桁番号を背負ったが、出場1試合に終わった。「秋にやってやろう」。打席内の立ち位置を修正するなど試行錯誤を重ね、今秋を迎えた。県大会では13日の静岡商戦でも初回、3回にタイムリー二塁打と長打を連発し「夏と違い、ボール球に手を出さずに打つべき球を打てていると思う」。悔しさを糧に課題と向き合った成果が出始めている。

準々決勝は藤枝明誠と戦う。指揮官は「求めている打順は6番ではない。1番や3番など、もっと上位を打たなければいけない選手。まだまだ足りない」と期待を込め、さらなる成長を注文。大石も「もっと上位を打てる選手になりたい。そのためにも今、与えられている役割を全うしていきたい」と表情を引き締め、先を見据えた。【前田和哉】