【高校野球】日大三島5年ぶりV 初回に失策した當真嗣悠が決勝打含む3安打2打点の活躍/静岡

日大三島対常葉大菊川 5年ぶりの県制覇に、笑顔で写真に納まる日大三島の選手たち(撮影・前田和哉)

<秋季高校野球静岡大会:日大三島8-5常葉大菊川>◇26日◇3位決定戦、決勝◇しずてつスタジアム草薙

決勝は日大三島が常葉大菊川を8-5で下し、5年ぶりの優勝を飾った。2番當真嗣悠(しゆう)内野手(2年)が決勝打を含む3安打2打点の活躍を見せるなど、打線が機能。13安打8得点の猛攻で秋の頂点に立った。3位決定戦では掛川西が東海大静岡翔洋を6-3で退け、3年連続となる東海大会出場を決めた。上位3校が進む東海大会は、来月17日から三重で開催される。

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日大三島の選手たちがマウンド上で1本指を掲げ、喜びを分かち合った。最後は2番手の柳谷柊汰投手(1年)が三振に仕留め、5年ぶりの栄冠をつかんだ。主将の窪田紘樹内野手(2年)は「今日は、チャンスをつくった中で『あと1本』がきっちり出せた。良かったと思う」。試合途中から強まった雨は、歓喜のシャワーに変わった。

2度のリードを追いつかれ、5-5で迎えた6回だった。當真が2死二塁からスライダーを捉え、右中間へ決勝打となる適時二塁打を放った。2、4回にも「H」ランプをともしたヒーロー。失点につながった初回の失策を挽回(ばんかい)する快音連発に「ミスを取り返すつもりでずっと打席に入った。打った感触も良かった」と振り返り、胸を張った。

夏の主力6人が残る新チームは、発足からの本塁打が練習試合も含めて4番窪田の1本のみ。派手な長距離打者が不在の中、「絆」をテーマに打線のつながりを大切にする。この日、スタメン8人が安打をマークするなど13安打8得点。「らしさ」を発揮して粘る常葉大菊川を振り切った。

前回優勝した5年前は、東海大会も制して22年センバツに出場した。同年以来となる春の甲子園を目指す戦い。帽子のつばの裏に「絆」の文字を刻む當真は「ホームランを狙える打者もいない。東海大会でも、とにかく全員でつないでつないで、絆を持って勝っていきたい」と言葉に力を込めた。チーム一丸。束になって、大舞台へとつながる道を進んでいく。【前田和哉】