<高校野球秋季福島大会:光南6-1いわき湯本>◇27日◇準決勝◇ヨークいわきスタジアム
福島では準決勝が行われ、光南がいわき湯本との公立勢対決を制し、3年ぶりの東北大会出場を決めた。
来春センバツ出場の参考資料となる秋季東北大会は、10月12日に宮城県で開幕する。
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最後の打者を投ゴロに打ち取り、笑みがこぼれた。いわき湯本を相手に6安打1失点。完投劇を披露した光南・三村大地投手(1年)は「とてもうれしかった」と、3年ぶりの東北大会出場を決め、口元を緩めた。
変化球が快投を支えた。この日は、持ち球のうちカーブとカットボールを封印。スライダーでカウントを整え、決め球にチェンジアップを使い試合を作った。勝負の後半には「ボールが指にかかるようになった」と、120キロ台の直球も織り交ぜ、相手打線に的を絞らせなかった。
準決勝まで全4試合に登板し、防御率は1・05。安定感のある投球を支えるのは、持ち味の制球力だ。左腕の開きが早くならないよう、キャッチボールから相手の胸に投げることを意識し、腕を振る。日頃の積み重ねの成果について、大友研也監督(50)は「直球も変化球も同じ形で投げられるので、直球が速くなくても相手打者は差し込まれる」。三村が持つ“魔球”のからくりを明かし「三村の頑張りで投手陣のめどが立った」と目を細めた。
21年ぶりの秋制覇まであと1勝。台頭を果たした1年生投手は「決勝に勝って、東北大会も優勝して、神宮大会と選抜に出たい」と、チームの目標を代弁する。大友監督が評価する「試合をするたびに成長し、勝てるチーム」。夏の初戦で敗れた聖光学院に決勝戦でリベンジし、さらに力を伸ばす。【田口元義】
○…聖光学院が日大東北を5回コールドで勝利し、6年連続の東北大会出場を決めた。初回に5本の長短打で5点を挙げ、5回まで16安打12得点。投げてはエースの小笠原悠吹投手(2年)が、自己最速を更新する144キロの直球を駆使し、相手打線を5回2失点に抑えた。大勝に斎藤智也監督(63)は「ひたむきに野球ができている」。秋6連覇へ。光南との決勝も攻めて勝つ。