<高校野球秋季大阪大会:大阪桐蔭7-0履正社>◇3日◇準々決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム
昨春センバツ王者の大阪桐蔭が、今夏大阪大会の覇者・履正社に7回コールドで勝利し、大産大付との準決勝に駒を進めた。
背番号1で長身左腕の川本晴大投手(2年)が自己最速を3キロ更新する154キロ直球を軸に、7回4安打8奪三振無失点。「大阪桐蔭対履正社というのは頭にあった。今日は悪くなかった」とライバルを強烈に意識した。
試合終盤のピンチには、指揮官の言葉で肩をほぐした。90球を超えた7回無死満塁。川本はマウンド付近で両腕を回す、楽天前田健太投手(38)の代名詞「マエケン体操」でリラックスした。「練習の時から、西谷先生には『マエケン体操をして、(肩の動きを)縦回転の意識で投げよう』と。ボールが暴れている時は、投球が横振りになってしまうのでそれをやるようにしています」。理想の投球動作やリリースポイントに近づくといい、「縦回転の意識ができるので、まとまる感じがします」とうなずいた。
今夏は左肩のコンディション不良でベンチ外。投げられない間は下半身強化に励み、他の選手を上回る圧倒的な走り込みのメニューをこなし、大一番でも安定感を誇った。笑顔で「少し力が入って初回は投げてしまったけど、悪い感じもなくいい感じでいけた」。成長した姿で、スコアボードに「0」を並べた。