【高校野球】山梨学院 主将でエースの渡部瑛太が前主将の菰田陽生が観戦する前で完投勝利

山梨学院対山村学園 力投する先発の山梨学院・渡部瑛太(撮影・小島史椰)

<高校野球秋季関東大会:山梨学院2-1山村学園>◇17日◇1回戦◇上毛新聞敷島

山梨学院(山梨1位)が山村学園(埼玉2位)に競り勝ち、準々決勝進出を決めた。

先発の渡部瑛太投手(2年)が、エースで主将の意地を見せた。再三、得点圏に走者を出しながらも、粘り強い投球で9安打1失点完投勝利。「4回くらいから足がつっていた。交代する気はありませんでした」と、9回には足を屈伸しながらも最後まで投げきった。

前チームの主将で、22日に行われるドラフト上位候補に挙げられている菰田陽生投手(3年)が、渡部の背中を押した。「関東大会になると1個2個レベルが上がる。そこでどう冷静にやるか。冷静にチームを引っ張っていけ」と、大会前にアドバイス。再三のピンチにも「冷静になって、チームとして絶対ワンアウト取ろうという気持ちで投げました」。山梨学院の野球を引き継ぎ、力強く勝利に導いた。

スタンドには、菰田、檜垣瑠輝斗(るきと)投手(3年)が応援にかけつけていた。菰田が「6年連続(のセンバツ出場がかかる)とかプレッシャーもあると思うんですが、いつもやってきた練習を信じてやってほしい」と話すと、檜垣も「練習してきたことは〓(口ヘンに虚の旧字体)をつかない。自分たちのプレーをしっかりやって選抜に向けて頑張ってほしい」と、エールをおくった。

まずは初戦突破。4強入りがセンバツ出場確実となるため、次戦、準々決勝がカギとなる。渡部は「しっかり練習して明日に向かいたい」と、気を引き締めた。